オスグット病ー膝の痛みの再発防止を目指す鍼灸治療

スポーツや競技を頑張っているお子さんが、「膝が痛い」と悩んでいたり、何度も再発を繰り返していませんか？

成長期の膝の痛みは、「オスグット病」かもしれません。

スポーツをしていると、よく発症してしまう成長期の膝の痛みです。治療をしないままスポーツをしていると、動けないくらい痛みがキツくなってしまいます。

スポーツや競技を諦めることなく、オスグット病の膝痛を改善、予防することができますので、お子さんのいる方は、ぜひオスグットについて知っていてください。

オスグット病とは、正式名称を『オスグットシュラッター』といいます。

小学校高学年から中学生、高校生の成長期に多いスポーツ障害です。運動強度の高い競技、陸上、サッカー、バスケ、バレーボール等の競技でよくみられます。

症状としては、膝の下のポコっと骨が出ている場所（脛骨粗面）が痛くなるのが特徴的な症状です。

軽度な場合は、練習中に痛みが出るだけですが、重度になると日常生活の歩く階段昇降するだけでも痛みが出る場合があり、さらにひどくなると、疲労骨折にまでなってしまうことがあります。

脛骨粗面に太ももの筋肉（大腿四頭筋）が付着します。膝の曲げ伸ばし、走る、ジャンプする際に、大腿四頭筋が収縮して、脛骨粗面に大きな負荷がかかります。成長期は、まだ骨が未完成（成長段階）のために弱いです。繰り返しのストレスで脛骨粗面に炎症や骨の隆起が起こって痛みが発症してしまいます。

【オスグット病になりやすい子の特徴】
・陸上、バスケ、野球、サッカー、バレーボール等膝をよく使い競技をしている
・運動能力が高く、ハードな練習をしている
・身長がグングン伸びている
・兄弟も同じ膝の痛みを訴えていた

オスグット病は、骨端症という部類の怪我になります。同じような原因で、股関節の上や踵（かかと）にも痛みが出るパターンがあります。

オスグット病を早く治す、再発予防するには、脛骨粗面と大腿四頭筋の鍼灸治療がとても効果的です。

特に子供への鍼灸治療は本当に効果的で、1回の鍼灸治療でオスグットの痛みが8割取れる子もいます。

◼︎通院頻度として、
痛みが取れるまで、週２回が必要です。多くのお子さんが4回くらいで、練習をしながらでも、オスグット病の痛みが改善していきます。

痛みが改善して、再発予防をするには２週間に1回の鍼灸治療がベストなタイミングになります。

もう一つ、大切なことがあります。

オスグット病というと、膝や太ももばかりストレッチしたり施術しますが、股関節や臀部、ハムストリングスの筋力が低下しており、太ももの大腿四頭筋に負担がかかっているかもしれません。

痛みを我慢して、強度の高い運動をし続けること。
ジャンプ、や短距離のスタート練習。
大腿四頭筋のストレッチ。
脛骨粗面のマッサージ。

これらに当てはまる場合は、注意してください。

オスグットの再発予防には、
①適切な疲労回復
②体の使い方を整える
必要があります。

①お子さんの疲労回復、体のケアをしてあげれていますか？
痛みが出ている状態は、体が悲鳴をあげているサインです。特に高学年になってくると、練習強度が上がってきますので定期的に体のケアをしてあげてください。

②オスグットの場合は、お尻やハム、足の裏が疲れてパフォーマンスが出にくく、大腿四頭筋に負担がかかっていることが多いので、膝だけでなく体全体の使い方を整える必要があります。

オスグット病で痛みがある時は、オスグット専用のサポーターが有効です。痛みの軽減や回復を早めてくれます。　痛みがありながら、練習をするお子さんが多いと思いますので、オスグットの痛みを抱えながら練習するときは、オスグット専用のサポーターがおすすめです。

私が使っていた、サポーターはこのようなものになります。

https://item.rakuten.co.jp/tsujikawa/zamst_jk-band/

http://milwaukeemarauders.com/

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